新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご愛顧を賜わり、厚く御礼申し上げます。
会員の皆様におかれましては、穏やかな新年をお迎えの事と、心よりお慶び申し上げます。
昨年は自然災害により、多くのゴルフ場が被害を受けました。幸い当クラブでは数本の倒木で済みましたが、今年もまたあるだろう事を、想定しておかなければならないと考えております。
また昨年は、開場60周年記念事業の一環で行われた正会員の補充募集を経て、入会された方々の来場が多く成り、当クラブの活性化が目に見えて実感出来た年でもありました。
更に2018年夏より開始されたバースディカップは、天候の関係から未だ実施出来ていない誕生月の会員様も居られますが、より一層充実させて行きたいと考えておりますので、振るってのご参加をお願い申し上げます。
さて本年は研修会の充実と強化へ向け、会の皆様より様々なご提案を頂いております。昨年は倶楽部対抗予選に於いて17位の成績でしたが、本年は更なる上位進出を目指しております。会員の皆様には代表選手へのご声援を、心よりお願い申し上げます。
ところで社会のIT化は様々な形でゴルフ場へも及んでおり、その影響は弊クラブも例外では有りませんが、心のこもった接客は当クラブのモットーと考えております。人材確保に努めると共に、会員の皆様に喜んで頂けるクラブで有り続けられる様、鋭意努力する所存で御座いますので、本年も引き続き宜しくお願い申し上げます。
2020年元旦
富士平原ゴルフクラブ
支配人 鈴木 幹男
2019年12月中旬に約1週間かけ、丹沢コースの9番ホール2ヶ所へ植林を致しました。これは今年の夏に決定された事項ですが、その大きな目的は事故防止です。
< ティーングランドから確認出来る植林 >
此れ迄年数回ですが、プレーヤーの打球がホール右側の一般道へ飛来してしまい、一般車両へご迷惑をお掛けすると言う事が有りました。
この様な事態を放置する事は出来な為、考えられた策がホール右サイドへの植林です。これによりプレーヤーの狙い目も、必然的に左サイドへ変わって来ますので、場外飛球が今後減少すると思われます。
これがこの度の大きな狙いです。
< セカンド地点から確認出来る植林 >
会員の皆様にはこの度の変化に戸惑いを、感じられておられる事と思いますが、安心安全を第一義的に考えての対策故、何卒ご理解賜ります様お願い申し上げます。
なおこの植林によりプレーヤーへ与えるプレッシャーを和らげる為、フェアウエーを5~10メートルほど左サイドへ拡張する計画です。
より挑戦意欲の増すホールになる事と思いますので、ご堪能頂ければ幸いで御座います。
< 9番ホール:右サイドの赤い丸が植林した2箇所です >
2019年11月新たに研修生を一名、受け入れる事になりました。名前は山本燦(やまもと あき)です。
< 新人研修生・山本燦 >
山本は2019年3月慶應義塾大学商学部を卒業し、4月には東証一部上場の三菱系リース会社へ入社しました。22歳の春です。
しかし半年勤務した今年10月、23歳となった山本はゴルフの道を突き進もうと決意し、勤務先へ退職届を提出したのです。
プロゴルファーを目指し山本が、かねてより意としたゴルフ場は当クラブでした。退職届提出前より相談を受けていた当クラブ支配人鈴木は、「退職は思い留まる様」話すも山本の意思は固く、11月16日より受け入れる事になりました。
山本は慶應の付属校である神奈川県の日吉キャンパスで高校生活をおくっていますが、当時は野球一筋で試合にも数多く出場していました。しかし大学時代は野球部に所属するも目立った活躍は無く、2018年10月正式に引退しております。
山本がゴルフに取り組み始めたのは、野球部を引退した後ですから、経験としては約1年と言う事になります。お父様の影響が大きく、幼少期から野球一筋で過ごして来た山本にとって、ゴルフの経験は皆無であり、ある意味全くの初心者と言っても良い状態から取り組む事に成ったのです。
先輩研修生よりクラブの握り方(グリップ)を教えてもらい、そしてアイアンも初心者用から、通常一般のゴルファーが使用しているものへ買い換えました。ドライバーは坂田プロが現在使用してないものを、フェアウエーウッドは遠藤プロからそれぞれ頂き、ギアに関する当面の不安は無くなったと言えます。
山本は3年ないし4年で、プロゴルファーへの道筋をつけようとしております。会員の皆様におかれましては、脱サラ研修生・山本の挑戦を温かく見守って頂きたいと思います。そして応援して頂きたいと思います。宜しくお願い申し上げます。
< バックボードを背に鈴木支配人 >
2019年11月24日午後、マスター室奥に「バックボード」を導入する事が出来ました。
今年の夏頃より検討されて来た「バックボード」ですが、デザインや大きさ更には設置場所など、様々な事項を検討に検討を重ねた結果、実質4ヶ月にて導入する事が出来ました。
当クラブ支配人の鈴木によれば、「如何に会員満足度を高めて行けるかを考え」導入に至ったとの事です。この度の「バックボード」導入は小さな1歩に過ぎないものですが、常にその積み重ねが会員の皆様に愛されるクラブになって行く、と鈴木は考えております。
今後もこの信念のもと着実に当クラブは前進して行きたく、会員皆様のご支援を引き続き賜りたく宜しくお願い申し上げます。
本日は日頃会員の皆様にお世話になっております、当クラブ所属研修生の競技状況を報告したいと思います。
静岡県ゴルフ場協会では加盟ゴルフ場の研修生を対象に、技量の向上とプロテスト推薦順位決定を主目的に、年間8試合を各会場の持ち回りで開催しております。今年は既に7試合が開催されており、残すは来月12日に開催されます1試合のみと成りました。
11月5日に開催された第7回研修会は当クラブが会場となったのですが、所属研修生である金子直矢が、富士コース箱根コースの18ホールズを、スコア66の6アンダーでまわり見事優勝しました。
< 研修生・金子直矢 >
ホームコースとは言えスコア66は、プレッツシャーのかかった競技の中で容易く出るものでは有りませんので、当日金子がラウンドしたスコアを、此処に明記しておきたいと思います。
一時の不調を脱し金子がこの様なビッグスコアを出せた要因としては、当クラブのキャディマスターでもある遠藤プロの指導が功を奏し、ゴルフに対する自信を取り戻せたからに他有りません。
これまでの変則とも言えるスイングを、遠藤プロの熱心な指導により、従来のオーソドックスな形へ修正出来たのです。この事が金子にとって大きく、フルスイングしても曲がらない球筋へと変身させたのです。
なお来月の試合は、浜名湖カントリークラブで開催されます。現在金子は総合順位2位に位置しており、トップとの差は5打有ります。金子が総合優勝を成し遂げる為には、相手の調子に関らず残り1試合へ、全力を出し切りぶつかって行く以外に有りません。
来月、浜名湖の地から吉報が届いたならば、金子は予選会へ出場する事無く、プロテスト最終戦へ直接臨む事が出来ます。是非会員の皆様にも応援して頂きたく、「頑張れ」の一言が大きな励みに成りますので、宜しくお願い申し上げます。
11月10日(日)に開催されましたインテグレーションカップでは、めでたいホールインワンを達成された方が居られました。
4位に入賞された高﨑英治様は、丹沢コースの4番ホール(パー3_160ヤード)に於いて見事、ホールインワンを達成したのです。このパー3ホールで高崎様は、160ヤードを打つつもりで手にしたクラブは7番ウッドでした。
< ホールインワンを達成された高﨑英治様 >
手応えの有る当たりで、内心オーバー目かなと高﨑様は思ったらしいのですが、そのホールのグリーン周りに居た前組の方によれば、ピン手前に落ち綺麗な形で吸い込まれて行ったとの事です。
高﨑様のゴルフキャリアは約10年ですが、今回が初めてのホールインワン体験です。この度の競技ではキャディさん不在の為に、ホールインワン保険を利用出来ないのは致し方無いとしても、ご関係者へこの吉報を証明出来ないのが、何と言っても心残りの様でした。
是非当『かわら版』を閲覧して頂き、ご関係者へ自慢して欲しいものです。
一般的にアマチュアゴルファーによるホールインワンの確率は、12,000発に1回の割合だと言われております。1ラウンドで4回パー3ホールが有ると仮定するならば、3,000ラウンドに1回と言う事になります。
年間に100ラウンドするプレーヤーでも、30年かかる計算に成ります。この偉業を高﨑様は早々に達成したと言えます。おめでとうございます。
当クラブでは2019年4月より正会員の補充募集を行っておりましたが、この募集を通じご入会された新会員のお一人をこの度紹介したいと思います。
今回ご登場頂きましたのは、金澤英昭(カナザワ ヒデアキ)様です。金澤様のご友人は、数年前に相続継承手続きで、当クラブ会員に成られていました。この方から入会した話を聞いた金澤様は、一緒にゴルフを出来たら良いなと言う、その思いで今回当クラブへご入会されたとの事です。
金澤様はクラブを握らなくなり約10年が経過し、そして再び握りだした現在、約10年に成るとの事です。氏はこれまでどのクラブにも所属した事が無く、初めてホームコースを持つ訳ですが、この度当クラブを通じ取得されたハンディキャップは2です。
< 金澤 英昭様 >
< 2019年10月6日当クラブ・レストランにて撮影 >
お仕事を第一線でご活躍されていて、尚且つゴルフを再開され10年ほどでハンディ2と言うのは、アマチュアゴルファーからすれば何とも羨ましい話です。それ程ゴルフと言うスポーツは、簡単でしたか?
実は金澤様は日本大学法学部をご卒業されているものの、クラブ活動は体育会のゴルフ部に所属しておりました。同期には現在プロとして活躍されている堺谷和将氏、加藤雅成氏、安東博樹氏などが居られ、金澤様自身ゴルフ部時代は副主将としてご活躍されてきております。
聞けば納得の話ですが、当クラブとしては大変貴重な人材であり、今後の活動が気になるところです。この点を伺ったところ、金澤様はご友人達とのゴルフを主体にしつつも、その方々が月例競技に出たいと言う事になれば、エントリーする事も考えられている様です。
しかしながら競技ゴルフにどっぷり漬かりたいお気持ちは、現在はそれ程無いとの事でした。
この度の補充募集では、様々なキャリアをお持ちの方々が、ご入会されて来ております。機会を得て少しづつご紹介出来ればと考えております。
2019年8月25日恒例のバースディカップが開催されました。
この月に誕生日を迎えました青木勝二(あおき まさつぐ)様が、この競技に参加されたのですが、見事念願のエージシュートを達成されました。
75歳にして18ホールズのスコアが75、簡単な様で簡単では無いこのスコアを、当日青木様がやり遂げたのです。青木様は過去、他クラブに於いて二度達成されていましたが、ホームコースで実現する事が夢でした。
< エージシュートを達成された青木勝二様 >
ドライバーは飛距離にこだわらず、方向性重視でラウンドしたとの事ですが、何と言っても普段から心がけているアプローチとパットにこの日も助けられ、スコアをまとめる事が出来たと、ホールアウト後に語られております。
17ホール目の箱根コース8番ショートホールではボギーをたたいてしまい、エージシュート達成へのプレッシャーから、不安がよぎりました。
しかし18ホール目の9番ホールをツーオン・ツーパットのパーで上がれた事で、何とか達成出来た訳ですが、4ショット目の50センチパットが、とてつもなく長く見えたとの事です。
< 青木様のスコアカード >
エージシュートおめでとう御座います。今後益々のご活躍を祈念致しております。
当クラブ所属の研修生・柴晴恵が、2019年8月28日~30日までの3日間、三重県桑名市にある東建多度カントリークラブ・名古屋に於いて行われた、LPGAプロテスト一次予選を突破しました。
今後二次テストの会場を本人は、全国3箇所の中から、三重県のジャパンクラシックカントリー倶楽部を選択する予定にしております。このテストより4日間となりますが、日程は10月8日~11日までです。
この二次テストの先に、11月開催の最終プロテストが、待ち受けております。是非会員の皆様の暖かいご声援を、お願い申し上げます。
< 研修生・柴晴恵 >
2019年8月4日当クラブ練習場にて撮影
柴の戦いを振り返れば、初日3オーバーの75を打ってしまい、91名中27位タイの位置で終わりました。
当日はドライバーショットの調子が良く無く、アプローチとパットに救われ、悪いながらもこの様なスコアでまとめる事が出来ました。
不調な柴の味方になってくれたのは天候です。多くの選手が悪天候の中をスタートして行ったのですが、幸いにも柴のスタート時間には雨が小止みになっていたのです。
2日目は天候も良く、スコアは2オーバーの74で、トータルスコア5オーバーでした。順位は34位タイへと後退してしまいましたが、これはスコアを伸ばして来た他の選手が多かった為です。
3日目は悪天候によりスタートが1時間遅れとなる様な状況でしたが、本人はこれまでの2日間とは見違えるほど調子を取り戻し、15番ホールまでイーブンパーの状態でした。
しかしながら突然発生した雷の為に、危険と判断したLPGA側が中止決定をした事により、2日間の内容をもって最終結果と成りました。
これにより42位タイまでの44選手が、二次テストへ進出出来る事に成ったのですが、当然柴も34位タイにて一次予選突破となったのです。