< カップ切りの作業をする管理スタッフ >
3月も下旬になり大部気温が上昇して来ましたが、これから次第に芝根も活性化して来ます。昨年秋に散布した肥料の効果が、これから発揮されて来ますので、より芝目が立ったグリーンで転がりの良いタッチを、会員の皆様には味わって頂ける事と思います。
当クラブで使用しているグリーンの芝種はG2です。これはペンクロスの後継芝種として、10数年前より入れ替えて来ており、数年前に全ホールの作業が完了しております。特徴は芝密度が高く、暑さに強く管理し易い事です。
当クラブはその置かれた位置関係が、非常に有利です。近年地球の温暖化が叫ばれ、日本各地でも夏は高温の酷暑と成り、特にゴルフ場関係者にとっては、如何にベントグリーンを維持して行くかが、大きな問題と成っております。
< 現在の芝根の状態 >
しかしながら当クラブは標高が高く、風通し良いのが特徴になっております。この事がグリーンの芝にとってはとても良い環境と成っております。真夏にグリーンの芝がやけて裸地になってしまう事は、なかなか有り得ませんので、この点で会員の皆様にご迷惑をかける事は、無いと自負しております。
今後管理スタッフによる作業スケジュールとしましては、各グリーンのコアリング作業が有ります。会員の皆様にはプレーの点で一時的にご迷惑をかける事と思いますが、どうしても避けられない作業ですので、ご理解頂ければと思います。
この作業は日々サッチ(芝の切りカス)が、グリーンに堆積して来ますと、水はけが悪くなり根腐れの元になります。また新鮮な空気を土壌へ入れる事で、根が活性化して来るのですが、この作業を定期的に行うか否かで、芝の状態もかなり変わって来ます。
ご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。