5月23日の初戦、本日5月30日が最終日と言う2日間に渡るストローク戦のグランドシニア選手権、今年度この選手権を制したのは青木惠一様です。おめでとう御座います。
予選日の混戦状況から、何方が飛び出すのか予測不能の最終日、青木惠一様はスタートの富士コースを37、後半の箱根コースを36のトータル73にてホールアウトし、トータル151ストロークにて一躍優勝戦線へ顔を出して来ました。
この様な中、予選をトップタイの76にて最終日を迎えた三浦俊一様ですが、最終日は75ストロークにてホールアウトしトータル151としました。
この結果、優勝争いは先にホールアウトしていた青木様と、三浦様による一騎打ちと成ったのです。
< 鈴木支配人による優勝した青木惠一様へ優勝カップ贈呈 >
< マスター室前にて2021年5月30日撮影 >
プレーオフは箱根コースを使用し、3ホールのストロークマッチです。
■ No.1ホール 青木様_バーディ / 三浦様_パー
グリーン奥へこぼれたセカンドショット、ピン迄15ヤードほどを巧みなアプローチショットで寄せパーとした三浦様。
対する青木様は8アイアンで放ったセカンドが若干大きかったものの、グリーン奥のカラーからパターで捻じ込みバーディ。
■ No.2ホール 青木様_バーディ / 三浦様_ボギー
セカンドショットの方向性が悪く、サードショットを前下がり左足下がりのライから放つもピン迄10ヤードを残した三浦様。
方や青木様はセカンドを5番アイアンで打ち、ピンまで10ヤード地点へツーオン。これを難なく寄せてバーディ。
此れを見た三浦様は40cmのパーパットを外すと言うイージーミスにてボギー。
■ No.3ホール 青木様_パー / 三浦様_パー
お二方のどちらが優勝しても可笑しくない状況でしたが、勝負の神様は青木様へ微笑みました。
青木様は昨年後半から今年前半へかけ、不調の波から脱するのに苦労されておりました。シングルハンディの実力者が二桁ハンディへ脱落したのです。しかしこのままでは、終わらないのが青木様です。
この窮地を救ってくれたのは、練習以外の何物でもありません。ある意味練習は、嘘をつかないとも言えます。久々の復調と優勝のお土産を青木様は、ご家族へまず一番に報告したいと語られています。厳しお顔が、この時だけ一瞬微笑んだのです。
尚、三浦様のプレーヤーとしての立ち振る舞いは見事で有り、敢闘賞が有るならば差し上げたい程でした。今後のご活躍を祈念致します。