寒さが厳しくなって来た12月12日の日曜日、雪を裾野まで抱いた富士山が青空の中にくっきりと顔を出し、研修会競技ご参加の18名を迎えてくれました。正しく本日が、今年度最後の10戦目です。
この日年間成績トップを突き進む長島英樹様は、スタートの富士コースを39、バックナインの箱根コースを37のトータル76ストロークでラウンドされました。結果はネット成績9位、グロス成績1位と成り、年間最優秀成績をゆるぎないものとしたのです。
< 2021年12月12日マスター室前にて >
此処までに至る今年度の長島様のデータを、若干振り返ってみたいと思います。10戦中トップ獲得が6試合、それ以外の試合でも大きく崩れる事が無く、更にはクラブ選手権をも制覇しており、正しく横綱相撲とでも言える1年でした。
10試合のトータルスコアは755、アベレージは75.5。当研修会が採用しているベスト6試合でみれば、アベレージ73.7ストロークです。トップアマに相応しい成績だったのでは無いでしょうか。
長島様はアベレージ75を切りたい、と常々公言されています。自らに課した課題とも言えますが、此れが長島様のモチベーションにもなっていると思われます。
この様に見て来るとストイックで神経質な人物を想定してしまいますが、ご本人は至ってジョーク好きで、お仲間との和を大切にされています。「研修会の仲間と楽しいゴルフをしたい」、此処を基本に据えて日々ラウンドされています。
ところで一般アマチュアからすれば、大変羨ましいゴルフを展開されている長島様ですが、ゴルフは30歳代に入り「仕事上のお付き合い」から始められています。
捉えず始められたゴルフですが、その後の進歩が目覚ましく、現時点で振り返れば40歳代のプレーと実績がキャリアハイだったとの事。
その後は研ぎ澄まされた感覚が蘇らない、徐々に薄れていく、その様な悩みを抱えて居ましたが、「今年は40歳代時のイメージが時おり蘇る事があった」、と述懐されています。
今後の目標は静岡県の倶楽部対抗で優勝し、「平原の仲間」と全国大会へ出場したいとの事です。是非夢の実現へ向け、走り続けて頂きたいと思います。