< 当クラブ支配人・鈴木より三浦様へチャンピオンフライト優勝カップを授与 >
< マスター室前にて >
2024年8月25日(日曜日)、穏やかな天候の中、2024年度クラブ選手権チャンピオンフライトの決勝戦が行われ、グランドシニア選手権に続き三浦俊一様が栄冠に輝きました。
< 勝負がついた27ホール目 >
< 富士コース9番ホール・グリーン上にて >
今競技は様々な観点から、注目を浴びました。その一つが相原様と三浦様の同学年対決です。
60歳過ぎと言う年齢になられても、クラブ競技の最高峰とも言えるクラブ選手権において頂点を目指して戦う、技術力と精神力更には体力がともなってこそ成し得るこの競技で、同い年の相原様と三浦様が優勝争いを演じました。
此処に至る過程では両者とも、並みいる強豪を退けて来たことを、決して忘れられません。
二つ目は相原様にとって、5度目のクラブ選手権優勝と言う名誉がかかっていた事です。
相原様が初めてクラブ選手権に優勝したのは2006年ですが、以降2010年、2015年、2017年と4度優勝して来ています。今回惜しくも優勝カップには手が届きませんでしたが、約20年に渡りクラブ競技の一線でご活躍されて来た事が分かります。
相原様は今回5度目の優勝には至りませんでしたが、決勝競技中にどんな不運に遭遇しようとも一生懸命に戦う姿勢は、クラブ選手権4度優勝の名誉に恥じない清々しいものだったと言えます。
三つ目は、三浦様による5月のグランドシニア選手権戴冠に次ぐ、クラブ選手権初タイトル獲得なるか、と言う点が大いに注目されました。強烈なプレッシャーがかかる中、年度内にビッグタイトルを二つ制覇すると言う離れ業を、三浦様は成し遂げたのです。
ところで勝負のゆくえは、27ホール目の富士コース9番ホールにて、三浦様2アップとなり決着がつきました。休憩前の箱根コースから丹沢コースを回る18ホールズでは、両者マッチイーブンの状態でした。
この状態は富士コース4番ホールまで続くのですが、試合が動き出したのは5番のパー3ホールでした。打ち上げを入れてグリーンセンターまで約195ヤード、右グリーンの右サイドから10ヤードほどに切られたピンに対し、相原様のボールはグリーンセンター、対する三浦様はピン手前約1.5mのベタピンでした。
このホールでバーディをもぎ取り1UPとした三浦様が、勝負の流れを掴んだ様に思われました。ミスショットをしても絶対に右には行かない、この自信がピンをデッドに狙わせたのですが、三浦様にとってこの一打が27ホールの大きな一打になりました。
なお三浦様は、今後も精進しハンディキャップを5以下にしたいとの希望を述べられ、クラブハウスをあとにされました。